そして最後に、たった一つだけ句読点を直した。
私は今日も、昨日書いた文章を開いた。
そして、ほんの少しだけ眺めてみた。
昨日と同じ文章。
昨日と同じ言葉──。
でも、
今日は少しだけ違って見えた。
どう書けば上手と言われるのかは、
やっぱり分からない。
このままで伝わるかどうかも、
やっぱり分からない。
それでも、一つだけ強く思ったことがある。
私はもう、
答え合わせはしなくてもいいのかもしれない。
誰かの正解と比べなくても。
昨日の私とも競わなくても。
今日の私が、「今日の私」として書いた。
そのことだけで、十分なんじゃないかな。
心から、そう思えた。
私は静かに文章を閉じた。
でも、少しだけ迷って、また開いた。
そして最後に、
たった一つだけ句読点を、直した。
それ以外は、
何も変えなかった。
たぶん、今の私にできることは、
これで全部なんだと思う。
そして、これが仕上げなんだと思う。
だから今日は、この言葉を、
私の手から離すことにした。
誰に届くかどうかは、
もう風に任せてしまおう──。
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そんな私の姿を、責める気持ちにはなれなかった。(前回記事)


新山さん
「たった一つだけ句読点を直した、それ以外は何も変えなかった」、この静けさが好きです。
答え合わせしなくていい、誰かの正解と比べなくていい、今日の私として書いた、そのことだけで十分ですよね☺️🫶✨
Kindle出版、おめでとうございます㊗️🎊💐