「これは私の話でした。」その感想が、一番嬉しかった。
新刊の発売から1日──。
本当にありがたいことに、何人もの方から感想をいただいています。
そして、その中で、一番多かった言葉があります。
「これ、私のことだと思いました。」
正直に言えば、この言葉は少し意外でした。
なぜならばこの本は、「たった一人の私」の物語として書き始めたからです。
でも、読み終えた方の感想を読んでいると、その「私」は、人それぞれ違っていました。
ある人は、
「昔の自分を思い出しました」
と言いました。
またある人は、
「発信の原点を見つめ直すきっかけになりました」
と言いました。
そして、こんな言葉もありました。
「自分もこれで大丈夫なんだと思えました」
このように、同じ本を読んでいるはずばのに、みんな違う「私」と出会っている。
それが、とても不思議で。
でも、同時にとても嬉しかったのです。
だから今、思っています。
この本の主人公は、一人じゃなかったんだな、と──。
本の中にいる「私」。
13日間を歩いた「私」。
そして、ページをめくりながら、自分自身を重ねた「私」。
そのどれもが、本当の主人公だったのかもしれません。
もし、この本を読み終えたあと。
あなたの中にも、小さな「私」が残っていたなら。
この物語は、ようやく完成したのだと思います。
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